【安倍元首相銃撃】銃撃現場付近  新たな“弾痕”か
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安倍元首相銃撃事件で逮捕された山上容疑者が、「母親が土地を勝手に売り払い、宗教団体につぎ込んだ」と供述していることが分かりました。また、銃撃現場からは、手製の銃の威力を物語る、新たな痕跡が見つかりました。

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連日、奈良市・大和西大寺駅前の現場には、多くの弔いの花が並んでいます。

事件から5日、使用された手製の銃の威力を物語る、新たな痕跡が見つかりました。

13日も早朝から現場検証が行われ、捜査員たちは道路をはうように、慎重に何かを探していました。金属探知機のようなものを使って捜査する様子も確認できました。

すると、捜査員が上を向き、指をさしました。はしご車を使わないと確認できないほどの高い場所にあったのは、銃弾の痕のようなものでした。それも1つではなく3つで、高さはそれぞれ地上4m、5m、8mの場所です。

見つかったのは、発砲された場所から約90m離れた立体駐車場の壁です。銃器ジャーナリストの津田哲也氏によると、壁にめりこんだとみられるのは、1回目に発砲された銃弾の一部の可能性が高いといいます。

約100m離れた壁に残った銃の威力を物語る痕跡。警察によると、この弾痕のようなものの中から、弾丸のような金属片を複数回収したということです。

山上容疑者は、自らの手で銃を製作するなど、周到な犯行計画を進めたとみられます。

事件前日の明け方には、奈良市内の宗教団体の施設に向かい、「銃の試し撃ちをした」といいます。施設近くの防犯カメラには当時、発砲音のような音が記録されていました。手製の銃は、1度に6発の銃弾を発砲できる仕組みだったといいます。映像から確認できた音は1回ですが、施設で見つかった弾痕とみられる跡は6つ確認できます。

事件前日の試し撃ち。同じ日に山上容疑者が向かったと話しているのが、安倍元首相が応援演説を行っていた岡山県です。「銃を持って行った」といいますが、銃を持ちながら、安倍元首相を撃つ機会を狙っていたのでしょうか。

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一方的な強い殺意を募らせ、犯行に及んだとみられる山上容疑者。そのきっかけとみられるのが、宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”への恨みです。

山上容疑者の母親が教団にのめり込んでいたといい、山上容疑者は「母親が祖父の土地を勝手に売り払い、宗教団体につぎ込んだ」と話しているということです。

登記簿によると、母親が入信したとみられる1998年に、奈良市内2か所の宅地が翌年までに売却され、その後、破産していたことが分かりました。

そして、教団と安倍元首相の関係について、「岸信介元首相が団体に関係があると思い、孫の安倍元首相も関係があると思った」と供述しているといいます。

警察は、事件の経緯について詳しく調べています。
(2022年7月13日放送「news every.」より)

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